QLOOKアクセス解析

    *All archives* |  *Admin*

    2017/11
    ≪10  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   12≫
    スポンサーサイト
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    ヘルニア体験記(L5/S1)② ~ヘルニアと診断 投薬治療始まる
    今回は病院でのお話です。


    私は手術を受けるにあたり、別々の病院で二人のお医者様に診てもらいました。

    自らセカンドオピニオンを探して・・・ではなく、流れでそうなったのですが
    これは結果的にとても良かったことなのでは?と今は考えています。


    最初に診て頂いた先生を A病院の A先生 
    二つ目の病院の先生を  B病院の B先生  とします。

    今考えても「うーん・・・?」と思うのですが、
    私のすべり症・ヘルニアについての二人の先生の診断は、かなり異なるものでした。

    ******************************************************************** 

    初めてA病院に行ったのは痛み出してから約2ヶ月の頃。
    比較的自宅から近い場所です。

    MRIを撮影した結果、L5/S1のヘルニアという事が分かりました。
    (5個ある腰椎の一番下の骨と仙骨の間にある椎間板です。)
    診察ではA先生から下記のようなお話がありました

    1.ヘルニアのサイズとしては小さ目。破裂はしておらず多分「膨隆型」でしょう。

    ヘルニアははみ出し方にも種類があり、膨隆型、脱出型、遊離型などがあります。

    私の膨隆型は文字通り、押されて「膨らんで」通常の位置からはみ出した状態。
    神経を圧迫しているので痛みも出ますが脱出型や遊離型に比べれば程度は軽いです。

    脱出型はもっと強く圧がかかったために椎間板の組織が破れて、中心にある髄核が飛び出てしまっている状態です。
    よくヘルニアはあんぱんで例えられますね。
    中のあんこが周りのパンの部分を破って飛び出したような状態です。

    遊離型は、さらにその飛び出たあんこ(髄核)や周りの繊維輪(パン)がちぎれて通常の位置から移動してしまった状態です。
    聞いているだけでも痛そうです・・・。


    痛みの程度や大きさはこの中では膨隆型が一番軽いのですが、その分自然治癒の可能性が低いとされています。
    破けてあんこが飛び出している突出型や遊離型の方が、痛いけれども治りやすい事がわかっているんですね。

    これは何故かというと、

    「破れた椎間板に炎症細胞の侵潤がおこることで、炎症細胞(マクロファージ)が椎間板の貪食と分解を行う」から。

    ・・・・専門用語って難しくないですか(^^;?


    ニキビとおんなじで、破けちゃった方が治りが早いよね、って事と同じに考えて良いのではないでしょうか。
    身体の自然な反応で、傷がある所を細胞が修復してくれるわけです。

    治癒までの期間は個人差もありつつ、大体3ヶ月以内。
    昔はすぐに手術という選択もされていましたが、最近はこういった事が明らかになっているのでヘルニアと診断されてもまずは安静と鎮痛剤による加療がオーソドックスになっています。


    ・画像を見るとヘルニアが当たっているのがS1の神経。滑りで障害が起きるとしたらL5でしょう。
     現在痛みの出ている範囲もS1の神経範囲なので、今回の痛みはすべりとは関係なくヘルニアによるものでしょう。


    これもまたちょっと難しい話になってしまいますが、すべり&ヘルニア両方の方には大切なお話。

    身体のどこかに痛みが出ている場合、その場所がはっきりしている事で
    「何番の神経に障害が起きているから痛いのだ」と判断する事が可能です。
    (ここでは主に神経由来の筋肉・皮膚の痛みのお話です)

    脊髄神経は頸椎から仙椎まであり、背骨の辺りから身体の左右に広がっています。
    葉っぱの葉脈みたいな感じですね。
    それらの神経はそれぞれ担当している身体の範囲が決まっており、
    痛む場所から逆に悪さをしている神経を推測する事が可能なのです。
    その範囲を説明している図がこちら。



    デルマトーム図は作成者によって若干違いがあったり、人によってはキレイにこの通り症状が出ないことも
    あるようですがまぁ大体こんな感じで分かれているということです。

    私の場合だと、右のお尻の真ん中部分、太ももの裏側、ふくらはぎの裏側が痛い。
    全部身体の裏側の面です。横側ではなく、裏側。

    これをデルマトームでみてみると、確かに大体S1の支配範囲です。
    ヘルニアが当たって圧迫しているのがちょうどS1の神経なので、痛みはヘルニアからきていると思ってよいでしょうというお話でした。

    もしも今回の痛みの原因がすべりから来ているのであれば、裏側ではなくL5の範囲である横側が痛くなるはずということ。
    図の濃い緑色の部分です。
    A先生は何度もMRI画像を確認しながら、ヘルニア・私のすべった腰椎・神経の位置関係を教えてくれました。

    すべり持ちの私はとにかく固定手術が必要な程悪化した、という事が一番怖かったので
    このA先生の説明にホッとしました。
    身体の中の事なので画像診断で初めて明確になった訳ですが、この時の先生の判断が最後まで私の中にずっとありました。
    とにかくヘルニアなんだ、すべりじゃないんだ、と。

    ・すべりは最終局面。ここまですべりが来てるともう悪くなりようがない。

    これは良かったことの一つでした。
    なんだか文字だけ見るとヒドイ状態のようですが、そうではなくて逆にある程度これで固定されてますよ、今はあまり不安定性はないですよという意味だそうです。
    変な言い方ですが「滑れるところまで滑った」というか。

    そう言われて考えてみると、もっと若い頃は突然「ビキッ!!!」というような稲妻が走ったり骨盤全体が軋むような痛みに悩んでました。
    好不調の痛みの波も割と大きかった気がします。

    すべり症の方なら分かる・・・かな?
    あくまでも推測ですが、ああいった痛みは腰椎の不安定性に由来しているような気がします。

    いま固定されていれば痛くないかというとそうではないので、腰痛とはトモダチなのですが
    すべりの悪化には必要以上にビクビクしなくてもよし、という事が画像診断で初めて分かりました。


    ・ヘルニアやすべりの有無が全て痛みに直結するわけではない。今後どういう病院にかかるかは大事。

    ヘルニアが自然治癒することは先に書きましたが、自然消失が起こらなかったとしても
    痛みがなくなってしまう場合があります。痛みが消えたのに画像撮影するとヘルニアはまだ残ってると。

    他にもヘルニアが残っていながら神経がヘルニアを避ける、なんて反応もあるそうです。
    痛みから逃げるように神経が体の中で自分で動いてくれるんでしょうか。
    人間の身体ってスゴイ、としか言いようがありません。これこそまさに自然治癒力。

    同じようにすべり症・分離症もイコール「痛み」ではありません。
    珍しいことではなく自分にすべりや分離があるとは知らずに痛みもなく生活している方も多いとのこと。
    日常生活はもちろんスポーツも問題なしです。ちなみに元横綱朝青竜は分離症でした。
    それも確か腰痛があって分離が発覚したのではなく、別件でたまたま判明したとかじゃなかったでしょうか。
    ちなみにすべりの程度でいえば、私よりも主人の腰椎5番の方が大きく滑っています。
    それなのにあまり腰痛を感じていないようです。
    痛みのある我々にはなんとも不公平!という気がしてしまいますが、仕方ないですね・・・。

    まぁつまり、ヘルニアにしてもすべりにしても痛みの原因を100%そのせいに出来るかというとそうではないということです。

    A先生によれば、
    「腰痛があって病院に行った時、レントゲンやMRIを撮れば映ってしまうからヘルニアやすべりのせいになってしまう。でも必ずしもそうではないし、あなたが今後どういう病院にかかるかはとても大切ですよ。」

    「すべりを見て分離している骨を切除するとか、金具で固定しましょうという先生も多いかもしれない。
    でも本当に必要なのかよく考えてからにした方が良いと思いますよ」

    「腰痛はあるかもしれないけど、今後すべりの悪化に関してはあまり考えなくても大丈夫かも。」

    との事でした。

    自分のMRI画像を見ながらオソロシイ手術内容の話を聞いて、一瞬暗ーい気持ちになりましたがでも先に書いたように今回の痛みはヘルニアによるもので、まずは投薬で経過観察だし消失しなくても何故か痛みが消える事もあるし。

    ・・・・と、全力で自分に言い聞かせつつ処方された鎮痛剤を握りしめて帰宅の途につきました。


    ******************************************************************** 

    このA病院のA先生の診断。
    「悪さをしているのはヘルニアが当たってるS1神経」、最初にこのお話を聞いておくことができて本当に良かったと今でも思います。(詳しくはまた後日デス。)

    自分の痛みの原因はすべりなのかヘルニアなのか。
    もしヘルニアだけが悪さをしているのに、画像ですべりが確認されたばっかりに「これは固定手術をしないとダメですね」と言われてしまったら。
    もしかしたらその時点では必要のない手術で体に不自然な処置をしてしまうことにもなりかねないのではないでしょうか。

    手術をしても何割かの方には痛みや痺れが残るそうです。100%完治ではありません。

    ヘルニアもすべりも手術方法はいくつか種類がありますが、なんにしても切ってしまえばメスを入れる前の状態には戻せません。
    とにかく耐え難い痛みでどうにもならない、手術してでも今すぐ解放して欲しいという方はそれがその方にとっての納得した選択だと思います。

    要は、今の状況と手術後に想定される事を十分納得して手術に進むのであれば術後に「思っていたのと違う」とか「こんなはずでは・・・」となりにくいのではと思うのです。
    この十分納得して、という気持ちになるためにはとにかく主治医に細かくどんなことでも質問して教えてもらって自分でも調べて・・・が必要ではないでしょうか。
    ちなみにA先生の診察は毎回30分~40分以上でした。
    診察室を出てから、次に待っている方に「スミマセン!」と思いつつ毎回じっくりと向き合って全ての不安をクリアにしてくれたA先生には本当に感謝です。

    お医者さんがどんな方針の先生かは事前にはなかなか判断がつかないし何を調べたらいいのか分からない、痛みが出てからでは本屋さんで立ち読みもキツイ、PCの前に長時間座ってらいられないよー!

    ということもありますよね。私もそうでした。

    出来れば痛みが酷くなったりヘルニアを併発する前に、お医者さんが個人向けに出版している本などいくつか読んでみる、その中に納得出来る方針の先生がいれば、ネットで名前を検索してみるとHPがあったりします。
    口コミも読めますし、遠くない距離であれば診てもらう事もできます。
    さらにその先生が属している会の名前なんかも分かりますのでそこから自分の居住地に近い先生を探し出す、という事も可能かなと感じました。

    腰の手術ってそのぐらいしても良いほど、とても大事なものだと私は思います。
    (といいつつ、自分は何も考えずに病院選びをしましたが・・・反省。)
    「手術をしたのに痛みが残った」
    TVやネットでそんな相談をあちこちで目にするたびに辛いだろうなぁ、と思います。

    お医者様によると手術をするかどうかの判断基準として、

    ・筋力低下、麻痺がおきているか
    ・排尿排便障害があるか

    この二つがあるそうです。
    私はまだこのレベルではなかったので、手術は最後の最後、ラストの選択肢にしたいとA先生に伝えました。

    ここから数か月、「鎮痛剤で痛みを押さえつつ回復に期待する」という生活が始まりますが、残念ながら私のヘルニアは消えてくれる事はありませんでした。とほほ。

    次回へ続く。




    スポンサーサイト
    Secret
    (非公開コメント受付中)

    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。